「房の形づくり」って何?
みなさん、こんにちは
旋回の写真のこと、お尋ねがありました。
シャインマスカットの幼穂のことです。
「なぜ、房をこんなに小さくするのですか?」って。
ブドウの房の幼い時期の姿はというと、
最初はバラリと長~く、そのまま放置していたら
粒も小さいのがいっぱいできて、
とても食べられるような味になりません。
そのため、段階をおって房の形を整理し、(「房型」と呼んでいて、開花前の大事な作業です。)この写真では、第一段階で元が25センチ位の幼穂を10センチくらいに整えて
います。これからさらに先端を少しカットします。もちろん軸全体は大きく長くなります。
更に、粒の肥大にそって粒を間引いていくのです。(「粒間引き」と呼びます。)
前回アップした写真は、房のづくりの第一段階です。
これって、ブドウの種類によってやり方が違うのですよ。
例えば、ピオーネの房型は、第一段階で先端の3~4センチだけ残して
それ以外はハサミで切っていきます。約10分の一位にすると
思っても過言ではないでしょう。
こうして、何度もハサミを使い手入れし、
房の完成形になってやっと袋かけです。
まるで、子育てそのものです。
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