焼き籾殻は、縁の下の力持ち
今やっていること。それは、焼き籾殻づくりです。
籾柄を焼く作業は多くの水と手間がかかります。
袋詰作業までの一行程で3日かかります。
この焼き籾殻は特に野菜の種まき~苗の時期の初期
生育に欠かせません。
焼くのと、焼かないものとの違いは?
それは、焼かないとリグニンという樹木の成分を多く含むため、
植物の生育を抑えてしまう働き(抑草作用)があります。ところが、
焼くことで全く反対の性質になるのです。
キャンプファイヤーの翌日を思い出してください。籾殻は燃えカスの中にある
炭(すみ)と同じものになります。
すると、土と混じり合うことで通気性が良くなり、
栄養分を水とともに蓄える働き(保肥力・保水性)が高まり、
また、有機物を分解する微生物が増加します。
さらに、有害物質を取り込む作用など作物の生育に大いに役立ちまさす。
だから縁の下の力持ちなのです。
「田舎の一軒家」では、新鮮な野菜・果物を山の資源を
活用して、素材本来の味わいをお届けしていますが、
焼き籾殻もその一つです。小さな農家だからできる小技です。
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