田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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果樹の苗木を植えましょう

 庭先に果物ができると楽しみが増しますね。


田舎の一軒屋ではブドウの補植の準備中。
ご紹介します。


よく育つ土作りのための三層とは、
   ●土の層
   ●空気の層
   ●水の層


このバランスが大切ですから、
①根が張る地下層をしっかり深堀して


➁掘った穴には、
まず粗大な有機物として、今回はしいたけの生えなくなったほだ木を、その上に一年間野積みしていた山芝を入れて、


③苦土石灰をしっかり施肥して、
酸度の調整と微量要素マグネシウムの補充です。


➃埋め戻しは深い層の土から順番に


⑤こんもり盛り上がるまで盛り土をして
苗木の根の部分にはふっくらした土を運んできました。



これで植え付けの準備できました。



気をつけたいのは白紋羽病(しろもんぱ)。
果樹が枯れたあとの場所は要注意です。
土中に細菌が生存していることが考えられます。
40℃で3時間以上のお湯で殺菌できるそうですが、
出来っこないですよね~



だから予防策としてはできるだけ熟成した有機物を使い、
細菌が繁殖しにくいように日当たりがよく、
排水の良い条件をつくることが大切でしょう。



と言いながら、
わが家は枯れたブドウの場所に補植しようという
危険な取り組み。
でも、施設の関係もありやむを得ないのです。



収穫できるまで4年かかります。
先が長いけど、しっかり育てよと



願いつつ。



いつもご訪問、ありがとうございます。