田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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蕎麦アクの手作りコンニャクは、お刺身がお勧め

皆さんお馴染みのコンニャクですが、


コンニャクの生芋から作る手作りコンヤクと、一般に販売されているコンニヤクの
二種類ありますが、その味も口あたりもずいぶん違いますね。


その違いは、


コンニャクの生芋から作る手作りコンニャクの凝固剤は炭酸ナトリウム(コンニャクソーダ)で、芋のでんぷんが含まれています。


一方、一般に販売されているコンニャクは、コンヤクの主成分のマンナンを、水酸化カルシウム(消石灰)で凝固させたもので、でんぷんは取り除かれています。
この凝固剤は強いアルカリ性のため、粘膜などタンパク質を溶かす作用があるので
家庭では使用されません。


だから手作りコンニャクが断然おいしいのです。
でも、茹でてもナトリウム成分が残りがちで、
その味がえぐみなのです。


そこで蕎麦、ゴマ、貝殻から自然に由来した
凝固剤が魅力になるのです。


そこで、その蕎麦アクを紹介しましょう。
種まきから作った蕎麦ですから、
使わないともったいないと、・・・・


では、その作り方の始まり、始まり~


①蕎麦殻を焼いて、


②燃え盛る火の粉をジュンっと水に


③稲わらやざるなどでこします。


④ろ過水をさらに煮詰めて濃縮


⑤うわ水が蕎麦アク凝固剤です。


こここまで2日間、


これを凝固剤に使うと、


純天然の手作りコンヤクができます。


このコンヤクはお刺身がピッタリです。


もちろん、おでんなど煮込みや炒め物料理では味がよく浸透します。


ただ問題は、10アールの蕎麦殻で出来上がる蕎麦アクは3ℓ少々と、
とても希少です。


とはいえ、皆さんに一度はお刺身で食べていただきたい一品です。



いつもご訪問、ありがとうございます。