田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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焼き籾殻は、縁の下の力持ち

  今やっていること。それは、焼き籾殻づくりです。
籾柄を焼く作業は多くの水と手間がかかります。
袋詰作業までの一行程で3日かかります。

 この焼き籾殻は特に野菜の種まき~苗の時期の初期
生育に欠かせません。


焼くのと、焼かないものとの違いは?


それは、焼かないとリグニンという樹木の成分を多く含むため、
植物の生育を抑えてしまう働き(抑草作用)があります。ところが、
焼くことで全く反対の性質になるのです。
 キャンプファイヤーの翌日を思い出してください。籾殻は燃えカスの中にある
炭(すみ)と同じものになります。


 すると、土と混じり合うことで通気性が良くなり、
栄養分を水とともに蓄える働き(保肥力・保水性)が高まり、
また、有機物を分解する微生物が増加します。
さらに、有害物質を取り込む作用など作物の生育に大いに役立ちまさす。


 だから縁の下の力持ちなのです。
「田舎の一軒家」では、新鮮な野菜・果物を山の資源を
活用して、素材本来の味わいをお届けしていますが、
焼き籾殻もその一つです。小さな農家だからできる小技です。

http://yasaihoridas.thebase.in/