懐かしい柏餅(かしわもち)
私が子供のころ、
母が作ってくれた柏餅。
そもそも、端午の節句(5月5日)にお供えとして
お米の粉を使ってお餅を作り、
中には粒あんを入れてくれていました。
2枚の柏の葉で挟んで蒸せば出来上がりです。
でも、5月5日ごろにはまだ柏の葉は
生育途中で、
ちょっと今頃が葉も大きくなって
柏餅つくりに最適になります。
裏山の山道沿いには、
まるで
「こっちだよ~」と呼んでいるように
首をのぞけています。
細い、”く”の字に曲がったつる性の茎なのに、
それを近くの小さい木や草に
鋭いとトゲで捕まって、
摘んでくれるのを待っているようです。
今ではおやつは手軽に求められますが、
当時の田舎では母の心を込めた贈り物。
実は私の子供は成人していますが、
町で育っていますので
この柏餅の味を知らないでしょう。
この葉を見て
子供のころを思い出すのは
私たちの世代まででしょうか。
さて、東京の魔法の筆さんには
どう映ったでしょう?
いつもご訪問、ありがとうございます。
これでシリーズは一息ですが、
これからも田舎からの便りは続きます。
お楽しみに!
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。