田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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懐かしい柏餅(かしわもち)

私が子供のころ、
母が作ってくれた柏餅。


そもそも、端午の節句(5月5日)にお供えとして
お米の粉を使ってお餅を作り、
中には粒あんを入れてくれていました。
2枚の柏の葉で挟んで蒸せば出来上がりです。



でも、5月5日ごろにはまだ柏の葉は
生育途中で、
ちょっと今頃が葉も大きくなって
柏餅つくりに最適になります。



裏山の山道沿いには、
まるで
「こっちだよ~」と呼んでいるように


首をのぞけています。



細い、”く”の字に曲がったつる性の茎なのに、
それを近くの小さい木や草に
鋭いとトゲで捕まって、


摘んでくれるのを待っているようです。



今ではおやつは手軽に求められますが、
当時の田舎では母の心を込めた贈り物。



実は私の子供は成人していますが、
町で育っていますので
この柏餅の味を知らないでしょう。


この葉を見て
子供のころを思い出すのは
私たちの世代まででしょうか。



さて、東京の魔法の筆さんには
どう映ったでしょう?


いつもご訪問、ありがとうございます。
これでシリーズは一息ですが、
これからも田舎からの便りは続きます。
お楽しみに!