田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

続>蕎麦を”むしろ”で天日干し

前回は蕎麦を脱穀して、


さらに唐箕(とうみ)を使って
ゴミや充実していない粒の除去作業を紹介しました。


でも、大きな茎の切れ端は取り除くことができません。


そこで”ふるい”での揺動(ようどう)作戦です。


横に振りながら比重の軽いゴミを浮かせて取ろうと



それからが最終仕上げの乾燥作業です。


昔ながらの”むしろ”での天日干しです。


粒を歯でかんでカチンと割れるようになったら出来上がりです。


その天日干しの光景はこちら




これで終わりかな~と思いきや、
実は、脱穀機の内部に残っていた籾が混じっていたのです。


これはやっかいで、手作業によるしか方法がありません。
脱穀初めの20キロくらいの中から一粒ずつ・・・


製粉業者さんに尋ねたら「少しくらいなら大丈夫」とのことでしたが、
二人がかりで、二日かけて取り除いたのです。


脱穀前の掃除が大事なことを思い知らされました。


でも豊作で、


元気に蕎麦つくりができたことがなによりです。


さて、みなさん


品種の違いが見分けられますか?


最初の画像が岡山県産在来種


次はヒタチアキソバです。

ヒタチアキソバのほうが少し色が濃く、粒の大きさもそろっています。


蕎麦の収穫でさらに年の瀬が近づくことを感じますね。


いつもご訪問、ありがとうございます。