田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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私の豆作り歳時記

  今年は夏小豆(品種:媚中中納言) 、ささげ、黒大豆(丹波黒)の三種類に挑戦しました。
畑の土づくりを兼ねての、一石二鳥の目的です。
まずは5月の種まきから。そして先日、黒大豆を脱穀 しました。
とにかく、肝心なときに雨天。どうも調子が狂ってしまいました
が、やれやれ。 なんとかこの一年の豆作りの終盤を迎えました。
  まあ、とにかく、豆は虫さんが大好物です。無農薬栽培はまず無理
だからショップには出しません。木酢液だけでは防ぎきれませんでした。
面白いのは、黒大豆は開花の時には雨天が良いとか。ほかの作物と違いますね。
株元に稲わらや山草をたくさん敷き詰めました。これは、来年の野菜作りの準備になります。
 さあ、この一年間の結果はというと夏小豆はNG!! 
暑い時期の作業が厳しいですが1キロが600円、
小粒ですから収量も少なくで採算割れ。ネット販売
価格は1キロ5000円相当なのに・・・・・・・。
 次にささげ収穫期の雨天が響いて収量が確保できないためトントン。
  残る黒大豆に期待を込めています。収量は上出来、しかし、これまた
収穫期の雨天と暖冬でコロコロの大豆が少ない。おまけにカビも発生。
粒よりは手作業。安値だったら、年末のお餅つきに、杵に力を込めて
うっぷんばらしします。
とりあえず大量のくず大豆で本格的な黒豆豆腐を楽しみます。こくと深い甘み
が期待できます。しっかり想像してみてください。
  というわけで、来年は写真を忘れずに、もっといい結果をだすぞ。


・夏小豆:収穫時期がはやい小粒な小豆。上品なお菓子によく用いられます。
・ささげ:秋小豆に似てるけど、皮が破れにくいので、主に赤飯に用いられます。
・黒大豆:煮豆、豆菓子、お出地料理に欠かせない食材の一つ。



「田舎の一軒家」では、新鮮な野菜・果物を山の資源を活用して、素材本来の味わいをお届けしています。http://yasaihoridas.thebase.in/

「有機」って何? 

  安全・安心を売り言葉に「無農薬」とか、「有機」の名称を
目にしますが、コレッって生産する側は大変なことなんですね。
また、知っているようで知らない人が多いようです。
 ここで、いきなり問題ですが、
「有機野菜」とは、次のうちどれでしょうか? (有機JAS表示のことではありません。)
  ① 前々年に一回だけ除草剤を使っただけで、それ以降は全く農薬を使用せす収穫された野菜。
  ➁ 野菜を植え付けていない通路だけに、一回除草剤を散布した畑で収穫された野菜。
  ③ 3年前に一回だけ殺虫剤を使用した畑で収穫された野菜。
  ➃ 5年間耕筰されず、荒れ地だった畑で収穫された野菜。
正しい答えはありません。
 ”土づくり”を省いて出題した意地悪問題です。
また、有機農産物の表示を行う場合は、事業者登録や認証が義務付けられていますので、
無農薬」とか「無登録事業者による有機農産物の表示」などの、
宣伝文句に注意が必要だと思います。



(参考資料)
 有機農産物 https://ja.wikipedia.org/wiki/
◎日本農林規格(JAS)では
  「化学的に合成された肥料及び農薬を避けることを基本として、
  播種または植付け前2年以上の間堆肥等による土づくりを行っ
  たほ場において生産された農産物」と定義
◎日本有機農業研究会の定義は、
   「 化学的に合成された肥料及び農薬を避けることを基本として、
  生産から消費までの過程を通じて化学肥料・
  農薬等の合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、
  (遺伝子組換え種子及び生産物等)をまったく使
  用せず、その地域の資源をできるだけ活用し、自然
  が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたもの


    田舎の一軒家」http://yasaihoridas.thebase.in/ では、
   新鮮な野菜・果物を
   山の資源などを活用して有機栽培に近い栽培方法で、
   素材本来の味わいをお届けしています。
   その一例として次回は「私の豆作り」を紹介します。

薪ストーブはいいよ。

  やっと寒い冬がやってきました。
私は山あいに住んでいるせいか、山に埋もれている
資産である木の葉、山芝を土づくり資材に活用して
います。美味しい野菜・果物を作るには欠かせない
資材です。
ところが山間地域でも利用する人が少なくなり、
樹木の枝が道路の真ん中あたりまで伸びている風景
も珍しくなくなりました。今、地球温暖化対策が重
視されていますので、環境対策と合わせて樹木の燃
料への仕向けがビジネスチャンス
としても好機と思
います。
そこで私は昨年、薪ストーブを自宅へ設置し
ました。とても和らいだ暖かさが楽しめます。だか
ら介護施設などの公共施設への設置推進し、
一方では山間地の冬場の雇用創出
山間地域の環境改善、同時にCO2削減へと結び
つきます。
 そのためパイプ役の立ち上げと、工作機械の導入、乾燥
・保管場所の確保などが必要となるため、行政による
後押しにより、ますます伸びていくことを期待しましょう。


「田舎の一軒家」では、新鮮な野菜・果物を山の資源を活用して、
素材本来の味わいをお届けしています。

http://yasaihoridas.thebase.in/