田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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津山さんちの赤松林

今回は特別編
私の先輩、津山さんが手がけている
赤松林の再現のお話です。



先日、列車を乗り継いで津山さん宅を訪問。
数年ぶりのことです。


赤松山では30年くらいになると、
松茸狩りが楽しみです。


津山さんは主にヒノキを育てられていますが、
赤松林の再生しようと思い立たのは10年前、


コツコツと広げていった赤松林はこれです。



苗木を植えたものや、種子から育てた松、
今ではぎっしりと、広々と広がっています。
その面積は60アール




その赤松山は足を踏み外すと数メートルは転落するくらい急傾斜。
牛の放牧の限界は30度と言われていますが、それ以上でしよう。



足場を確保しながら一本一本植えてきた成果です。



生えてくる雑草や苔を取り除く作業は
気の遠くなる世界です。


その松の背丈は、大きい樹で3メートルくらいかな。



根元を見ると、
黒っぽい表土が取り除かれています。



表面の根の先端あたりに
松茸の菌が繁殖しやすい環境をつくるためだそうです。


ふ~ん


地肌が現れていないといけないのですね。
指先で少し表土を取ったら、そこには細い根が見えます。



赤松を植えただけでは松茸が生えてこないのですね。



松林の気で胸がいっぱいになりました。


こちらはヒノキ林






いつもご訪問、ありがとうございます。
次回はホンモロコ、さてどんな話題でしょう。