田舎の一軒家/こだわり農家

自然の恵みを土づくりに 活かし、作物を元気に育て、自然の風味と素材の味を引き出すことは簡単なことではありません。
しかし、農薬や化学合成肥料などに頼らないことにごだわり、小さな農家だからこそできる昔ながらの農法を実戦しています。
 ブログでは田舎生活の安らぎや醍醐味を紹介しながら、農作物の生産便りをお伝えします。  

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二日がかりで・・ 黒大豆の脱穀

豆類の収穫は専用の脱穀機と選粒機がありますが、


それは主産地のお話。


自家用の場合は手作業で脱穀します。


それは、それは大変な作業です。


ハゼ架けしてカラカラに乾いたら、


スコップの背中で鞘をたたけば黒大豆がポロリ


それをかき集めるとこんな感じで、


出てきた、出てきた


大きな夾雑物は茎と葉と鞘ガラ

大きな夾雑物を取り除いても、
見かけは、まだまだたくさんのゴミの集まり


この中に黒大豆が埋まっているのですよ。


さらにフルイでゴミを取り除いてい見ますと、
やっと黒大豆が見えてきまし


そして最終は、



大きな箱の中で


コロコロ~っと転がして



やっと大豆の脱穀が終わります。


この後も虫食い粒や割れた粒を取り除く・・・


ここまで二日がかりです。


脱穀機だとキズが付きやすく、
また選粒機を使ってもこの虫食い粒の除去作業は大変で、



今年は開花の時期に雨が降らなかったため不作が伝えられていますが、


自家用とはいえ、我が家では3年ぶりの豊作でした。


お正月の豆餅が楽しみです。


さて今回の魔法の筆さんは黒大豆はこちらから


いつもご訪問、ありがとうございます。

山芝の収集と薪ストーブの燃料作り

前回は蕎麦の脱穀&調整の便りでしたが、
いかがでしたか?
昔を思い浮かべられた方もいらしゃるでしょう。


さて、田舎の一軒家/こだわり農家ではこの蕎麦を使った手打ち蕎麦と柚子皮ジャム、
さらに干し柿の三点セットもまだ間に合います。


ただし、ブドウをご用命くださった方に限ります。
ご希望の方がいらっしゃいましたらメールをお待ちしております。



さて、本日のお便りは
山仕事も我が家にとって秋から冬にかけての大仕事


ぽかぽかと暖かい薪ストーブ


その薪作りは重労働ですが、


山に新しい日差しが差し込んできます。


もちろん体もポかポカ


こちらは伐採予定地のひとつで、
中央部の楢の木の株元は50センチくらい


伐採の後は、やがて緑で覆われるでしょう。



また、ブドウつくりの始まりです。


土づくりに山芝が大活躍します。


毎年膝くらいまで山芝を敷き詰めています。


敷いた直後では小さいお子様は埋まってしまいそう。


その芝が美味しさと日持ちの良さの源になります。


10日かけてほぼ刈り終えました。


こんな感じです。


急斜面でしょう。

収集はこれからです。


今日も一汗かきましょう。



いつもご訪問、ありがとうございます。

続>蕎麦を”むしろ”で天日干し

前回は蕎麦を脱穀して、


さらに唐箕(とうみ)を使って
ゴミや充実していない粒の除去作業を紹介しました。


でも、大きな茎の切れ端は取り除くことができません。


そこで”ふるい”での揺動(ようどう)作戦です。


横に振りながら比重の軽いゴミを浮かせて取ろうと



それからが最終仕上げの乾燥作業です。


昔ながらの”むしろ”での天日干しです。


粒を歯でかんでカチンと割れるようになったら出来上がりです。


その天日干しの光景はこちら




これで終わりかな~と思いきや、
実は、脱穀機の内部に残っていた籾が混じっていたのです。


これはやっかいで、手作業によるしか方法がありません。
脱穀初めの20キロくらいの中から一粒ずつ・・・


製粉業者さんに尋ねたら「少しくらいなら大丈夫」とのことでしたが、
二人がかりで、二日かけて取り除いたのです。


脱穀前の掃除が大事なことを思い知らされました。


でも豊作で、


元気に蕎麦つくりができたことがなによりです。


さて、みなさん


品種の違いが見分けられますか?


最初の画像が岡山県産在来種


次はヒタチアキソバです。

ヒタチアキソバのほうが少し色が濃く、粒の大きさもそろっています。


蕎麦の収穫でさらに年の瀬が近づくことを感じますね。


いつもご訪問、ありがとうございます。